『ゼーガペイン〜忘却の女王〜』 - 万能天国ハヤシライス

※今回、ハヤシにしては珍しく酷評です

やっとよんだぜええええええ！！

ヒトコトでいうとゼーガ番外編。

本編とは一味違った物語というか…ごにょごにょ…世界観が若干異なってます。

でも基本の世界設定はゼーガなので
読んでると、メカバトルとかガンガンに脳内CG変換されます(笑)

久々にゼーガの世界にどっぷり漬かれて、楽しいひと時、過ごさしてもらいました

んーでも

ゼーガってこんなに暗かったかなあ……

もともと、とてもシリアスでハードでもっぴきならない世界の話ですが
TV本編だと、舞浜パートとかで和んでたぶん
現実世界でのバトルパートがメインの本作の雰囲気は“ウェット”だなあと。

オリジナルの主人公、ヒロインはオーソドックスで安定感がありますが
ストーリーがものすごいことになってました…ッ

つか、オチが卑怯！！！

…いや…それは……ないだろう…ひどいよ、ひどいよ、ひどいよ……。
巻末対談でも作者氏「ずるい逃げを打ってる」とありましたし

ある意味、本格SF小説だッ！

でもやっぱ…ないよ……うん。

熱いんだけど、たぎるんだけど、ちょっと納得できないかも。

あとはこれは本編ではないけど巻末対談がちとうけつけんかったッ　

これが最後だから、未使用設定とか秘められた経緯とか暴露しちゃうよ？系でしたが

オフィシャルに使われてないものは受け手にとって「なかったもの」だから
いちいち言わんでいい！！

未使用設定とか没案とか、クリエイターの自己満足にしか思えんよ…。
ゼーガは好きだけど、クリエイター側のこういう卑怯者戦法はどうしても好きになれませんッ

なおかつそれをネタに最期に「応援すれば続編あるかも」を匂わせるのも
いい加減にしてほしい……。

純粋に、本当にゼーガを愛している人なら“続編”なんて望んでないのわかりそうなものだけどなあ…。
※そんなに金儲けしたいのか！と思ってしまった

そんなわけで次回は小説とかもうお腹いっぱいなので

ブルーレイをお願いしますッ！！

やっぱり本編＝ジャスティス！！

前回…

＜早く来い！つづきの読める未来！！

とぞ、いってましたが　

やってきたよ！続きの読める未来！！

人生万歳！！

…とまあ個人的な熱狂は良いとして、感想です。

今回もヴァルプルギスとアルケスティス、２人の魔女と
それを取り巻く…あるいは巻き込まれた者達の

ひたすらバトル　バトル　バトル　です。

こういうバトルラノベなノリは『ビートのディシプリン』おもいだすなあ！*1　

トラス・アトラスあたりはチームだし、ホントは統和機構でもかなり腕利きのはずなのに
巻き込まれている状況が悪すぎて、かませっぽく…げふん、げふん

今回は霧間凪(とヴァルプルギス)自身より、敵サイドのアルケーや
魔女の天敵、リキ・ティキ・タビにとりつかれるハメになった織機絢
あたりが良く描写されてるかなあという印象でした。

とくに絢あたりは、今後も過酷な道のりが待ち受けていそうな…

ラスト近くで『ビートのディシプリン』の終わりにリンクしたので
まだまだこれから先が長そうですな……うおー楽しみ楽しみ楽しみッ！

個人的には似たもの同士の死闘、羽原健太郎VSジィドあたり気になります。

気になる…といえばどーもラウンダバウトはでてくるたび
どんどんかわいくなってる気ががするんですがこれはどうしたことかッ！
※イラストの影響はたぶんにあるけど

もうこれは恋かもしれません！←おい

とりあえず、早く来い来い、続きの読める未来！！

人生で続刊を楽しみにする本があるのはじつに良いことだと
つくづく感じますなあ！！

*1:帯のアオリが“戦え戦え戦え”だもんね！