『狐闇』


狐闇 (講談社文庫)

狐闇 (講談社文庫)



陶子さん、今回も粉骨砕身!…って笑えない…



でも傷つこうが、一敗地に塗れようが決して引かない
そんな陶子さんがやっぱり大好きです


けして那智先生のような無敵さもないし
ヒーロー然とした強烈な個性があるというわけでは無いのですが
一本芯の通ったしたたかさが逆にリアルで、それゆえに惹かれます。


例によって北森作品は友人レンタルですが
借りてきて翌日にはイッキ読みしてしまいました恐るべし!


内容は待ってましたの“税所コレクション”関連で
最初からどん底スタートで始まるわけですが


話は二転三転してどんどんと規模の大きい話に……。


それにしたがって集まってくるメンバーも
前回から連続参戦のカメラマンの硝子さんに、


他作品から『孔雀狂想曲』の越名さん、
おなじみ那智先生は今回内藤君もチョイ役でお目見え
果てはこっそり香菜里屋も登場という豪華さ。


話の内容的には終盤他の北森作品にも足がかりができそう、という念の入れようは
もうどうしてくれようというレベル。


純然たるミステリーとして読むには話が大きくなりすぎのきらいはありますが
こういうケレン味ももまた、北森作品好きとしては美味なるものです。


ちょっとネタばれると今回は那智先生のシリーズの裏ヴァージョン的な意味合いのもあるので
先にそちらを読んでおいて大正解でした!
なんて二度おいしいんだ!!北森作品!!


あとは短編になるようですがまだまだ、
陶子さんそしていまだ未知なる北森作品に楽しませてもらう予定です。


末尾ですが、いつも蔵書を貸していただいてる友人にもういちど感謝!!

次回更新


実家蔵書から少し西尾維新を借りて、現在攻略中。
次は読み切れたら『零崎軋識の人間ノック』の予定。
活字ですが、うん、がんばる!


あとは近々、予告していた私事告知と
手隙時間があったらゲーム記事更新が目標です。


諸事情により更新ペース落ちてますが
なるべくPCに触れるように努力だけはしておきたいところです。