『花の下にて春死なむ』
- 作者: 北森鴻,郷原宏
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/12/14
- メディア: 文庫
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数冊借りているのをここに来て、強化月間として消化することにしました。
まずは連作短編でとっつきやすかったコレから。
読んでみると表題作はかなり前、
アンソロジーに収録されていたものを学生時代に読んでました
当時は「へえ、風雅なオチだね」と感心したものですが
歳経て再読するとまったく違った、後ろめたいような読み味に。
そういったところも掬い取って
最後でまとめて見せるところは、さすが!
連作短編冥利に尽きる読み味でした。
「七皿は多すぎる」が微妙な消化不良具合でしたが
ん、まあそのぐらいはどうってことも無く…。
しかし、作中に出てくるビアバーの小料理がどれも美味しそうで
切実にお腹の減るクオリティーでした。
ほんと、次回は腹ごしらえ済ませてから読もう……。