『ネガティブハッピーチェーンソーエッジ』

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ (角川文庫)

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ (角川文庫)


友人がいきなり真夜中に訪ねてきて
何だと思ったらいきなりコピー用紙束渡されて


「オレが書いた小説なんだけどよんでくんない?」


といわれた気分。


そんな一冊。


自分が高校時代淡白だったせいかイマイチ、
等身大高校モラトリアム物には違和感があるもんなのですが


コレはあれこれ「あーこういうのあったわ〜」と
主にだるい方面の描写に親近感覚えたりしてなかなかナイスでした。


セカイを守るために不死身のチェーンソー男とたたかう
セラー服娘を助けるぜ!


とかいったって、できることはチャリで送迎とか
戦闘とかそんなんより今の地吹雪がツライとか
実際はそんなもんだろ感にあふれていて、むしろに納得ってなもんです。


かといってダルゆるつまんないかというと、そんなことはなく…



なんだあのラスト付近の異常な“燃え”!*1



それもまた高校生の無意味に爆発してる若さだなあと諦観しちゃうあたりが
自分の大人ダメダメしいところですが、


いやラスト燃えたよッ、ローキックは萌だよッ(ヒトコト余計)


感想としては…


「いいじゃん、おもしろいよ〜」


とお返事しておこうかと存じます。

*1:褒め言葉