『ぬしさまへ』
- 作者: 畠中恵
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/11/26
- メディア: 文庫
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しゃばけシリーズの第二弾!
今回は短編集でした。
一話一話が短いのでさくさくと読んでゆけるのが良いところ。
活字慣れしていない人、時代劇初心者でもラクに手に取れそうなのが良いですな。
短編ということで良い意味で小さくまとまった話が多くて
そのあたりも良かったですな。
一作目で「あー、アレはどうなったのかなあ」
と思っていた点も抜かりなくフォローされてました。
手代の兄や2人組の片割れさんの賀古話も面白かったしね。
唯一、物足りないところをあげるとすれば
主人公の周りに良い人物が多いせいか
他所のゲストキャラが情もへったくれもないような人物が多めで
ちょっと物寂しい気分になりますな。
んー、でも宮部みゆきの時代小説を読んでいても
そういう気分になるときがあるので
江戸ものの小説自体そういうジャンルのものなのかもしれませぬ。
ここら辺は時代ジャンルの読み込み不足が大きいかも。
さてしゃばけシリーズは気を見て第三弾もチャレンジする予定ですぞ!