『偶然世界』

偶然世界 (ハヤカワ文庫 SF テ 1-2)

偶然世界 (ハヤカワ文庫 SF テ 1-2)


…今、気づきましたが発行が自分が生まれた年だ…(はっ!そこ年齢計算しないッ!)


それはともかく学生時代に読んだ『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』ぶりの
フィリップ・K・ディックです(汗)。


SFスキーのわりに読書傾向が偏っていて申し訳ない限りです…とほー。


さて肝心のストーリーはといいますと…

ランダムでおこなわれる機械による最高権力者の選出によって、
玉座を終われた元・最高権力者と新しく選出された最高権力者の間で繰り広げられる
あくなき闘争。


テレパスの護衛軍団、
会議にかけられ公式に選出される暗殺者、
アンドロイド、精神投影、手に汗握る抗争に
鍵を握る幻の第10惑星の探索…


よくもまあこれだけのページの中に詰め込んだなあという濃さ!


とくに刻一刻と標的に近づいてゆく刺客とそれから逃れようと
あの手この手を尽くすテレパス軍団のくだりが映画のように鮮やかで
たいへん良かったです。


フィリップ・K・ディックで映画といえば
何年か前の〝マイノリティリポート〟を見に行った覚えがありますが、
どうせ映画化するんならこっちのほうが良かったかも?


蛇足ですが本書の元のタイトルは『太陽系クイズ』だったそうで(笑)
俄然、現タイトルの『偶然世界』のほうが素敵だなあと思った次第です。


アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』もそうですが
この作者の作品はタイトルが秀逸ですなあ…。

次回予告

さて明日はいつもの週一ダンバイン劇場が帰省の余波で見終わっていないので
リューナイトのドラマCD〝ティアダナーン〟完結編が先回りですぞッ!


ダンバインは見終わり次第おっつけドン!でございますッ!


読書のほうは、まだ図書館でネタを仕入れていないのでにんともかんとも…。


とりあえず「マリみて」は松平さんちのドリルが捕獲できたら進めたいなあ。
あとはノーカット予告編を見逃した怨念を込めて
ゲド戦記〜こわれた腕輪〜』を読んでやりたいと思いますぞッ!


先にに予告ですが火曜日は医師検診と歯医者があるので
お休みさせていただきます。


楽しみにしていただいている方には、すまなく、すまなく…ッ


ついでにどうも体調不良*1の余波か三半規管が弱ってしまい
パソ画面を見ていると時々酔ってしまうので、
読書感想コーナーの蛇足〝これもオススメ〟をしばらくお休みしいたします。


そのまたついでにゲーム酔いまでするようになってきたので
安定期にはいるまではミンサガもちょっとお休みです。


重ね重ね申し訳なく、申し訳なく…orz


ではでは本日はここまでッ!!

*1:ぶっちゃけ妊娠初期症状